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間取り図でよく見る「DEN」とは?注意点や間取りのコツをご紹介

   

間取り図をじっくり見ていると、マイホームのイメージが膨らんできますよね。

“テレワーク”や“おうち時間”という言葉が浸透していた現代では、間取りにさまざまな工夫を凝らしている方も増えています。

そんななか、最近、間取り図で見かけることが増えた「DEN(デン)」。書斎などの使い方ができる‟小部屋”として注目されつつある空間です。

いったい、どんなものなのでしょうか?

今回は、DENの魅力的な使い道、間取りに取り入れるときの注意点やコツを詳しくご紹介していきます。

   

   

   

   

間取り図の「DEN」とは?納戸やサービスルームと何が違う?

   

通常、住宅における居室は、床面積に対して採光や開口部の割合が建築基準法で定められています。

その基準がクリアできていないスペースは、人が過ごせるほどの面積だとしても「光が入らない」「風が通らない」という理由で図面上では居室として認められません。

そんな空間を「DEN」と言います。

   

昔ながらの和風住宅なら「納戸」、洋風な住宅なら「サービスルーム」と間取りに表記されることもあります。

これらとDENは言い方が少し違うだけで、基本的には「居室とは言えない、ちょっとした小部屋」というニュアンスの部屋を指し、意味合いは同じです。

   

もともと“DEN”は動物の巣や洞穴を意味する英語からの呼び方で、建築基準法において「居室とは表記できない」という背景があるものの、住まい手のアイデアによってさまざまな活用方法がある空間と言えるでしょう。

   

   

   

住む人の自由な発想で使える「DEN」

   

間取りにDENを取り入れると、お住まいになる方が自由な発想で多目的に使うことができます。

   

●テレワークがはかどる書斎に

   

DENの代表的な使い道が書斎です。

ここ数年、リモートワークが普及したことで、家のなかの仕事場として書斎を設ける方が増えています。

リビングを書斎代わりとして使う方もいますが、家族の話し声やテレビの音、人が動く気配で集中できないことは確かです。

何より、「広げた資料を片付けるのが面倒」「コンセントが遠くて延長コードを使わなければならない」など、“リビング兼書斎”の使い勝手は悪いでしょう。

書斎を間取りに作れば、家で仕事をする方にとっては実用性の高いスペースになります。

書斎を間取りに作れば、家で仕事をする方にとっては実用性の高いスペースになります。

   

「家事」の効率アップのために使う

   

洗濯と乾燥が終わって畳むまでの一時保管場所、裁縫やアイロンをかける場所として間取りにDENを設ける方もいます。

家事の効率アップにつながるスペースです。

裁縫道具やアイロンの道具なども広げたままでOK。

その都度出し入れしなくて済むのは便利ですよね。

そのほか、家計簿をつける、書類の整理をする…など、家庭の雑務をこなす「家事室」としてDENを設ける間取りが注目されています。

    

●食品や日用品の収納庫として

   

食品や日用品(ティッシュペーパーや洗剤など)のストックが多く、キッチンや洗面室だけでは収納が足りないという方もいるでしょう。

キッチンストッカーやランドリーラックなどを設置する方法もありますが、ふだん使わないものをたくさん置くと空間がごちゃごちゃするかもしれません。

DENを収納庫として使えば、キッチン周りや洗面室がすっきりと整理できます。

   

●子ども達のちょっとしたプレイルーム

   

小さな子どもがリビングでおもちゃを広げて遊んでいる様子は微笑ましいですが、テーブルにぶつからないだろうかという心配、おもちゃを収納するスペースが確保できないという悩みは尽きませんよね。

家族の目が届きやすい配置でDENを間取りに設けることでプレイルームとしての活用も可能。

安心して伸び伸びと遊ばせることができます。

また、おもちゃをDENに収納しておけるので、リビングもすっきりとした印象になりますね。

   

   

   

   

   

DENを実用的でワクワクした空間にするための注意ポイント

   

DENを間取りに取り入れても、実際に使わなければもったいないことです。

日々のライフスタイルに”実用性”と”ワクワク”をもたらしてくれるDENにするためには、どんな点に注意すればいいのでしょうか。

   

●何に使うか…用途をはっきりとイメージしておく

   

まず大事なのが「用途をはっきりさせておく」ことです。

「書斎も作りたいし収納にもしたい、とりあえずDENと呼べる空間を作っておこう」と用途をはっきり決めずにスペースだけを作り、結果的に使いづらくて失敗する方もいます。

   

・収納にするなら造作棚をつければよかった

・照明が暗すぎて家事室には難しい

・オープンにしたら生活音が気になって書斎にしづらい

・書斎にしたいけれどコンセントの場所が悪い

など、後から考えた用途で使おうとすると使いづらいことがあります。

   

最終的に無駄な空間になってしまうのは本当にもったいないことです。

   

   

コンセント・照明の確保を

   

DENを書斎や家事室にするなら、使う電化製品とどんな使い方をするかイメージしコンセントの位置を決めることが大事です。

DENを収納として使う場合は、光量の少ない照明でも問題ありません。

でも、書斎や家事室など作業がメインとなるなら、照明の明るさにも配慮しましょう。

書斎に欠かせないのがデスクですが、市販品を後から購入するとサイズ感がしっくりこないことも多いです。

造り付けのデスクや本棚なら、デザインやサイズもフィット。

書斎として使うときのコンセントの高さも合わせやすいでしょう。

また、収納として使う場合、通気性も意識しましょう。

書斎や家事室などで使うケースと違い、収納部屋では空気の動きが少なく、換気不足で湿気がこもることも…。

換気用に小さな窓を設ける、通気のために換気扇を取り付けるなどの方法も検討しておきましょう。

   

   

DENを作るときの間取りのコツ

    

DENは単なる空間ではなく、利便性やデザイン性も兼ね備えています。

設計段階から、住んだ後のDENの使い勝手をイメージしておくことが大事です。

そこでDENを間取りに取り入れるコツをおさえておきましょう。

   

●動線をイメージしながらDENを配置した間取りに

   

どんな風に利用するか、動線もイメージしておきましょう。

たとえば、書斎としてDENを使う場合、どんな使い方をしたいでしょうか。

「寝る前にゆっくりと勉強したい」「早起きして書斎で作業したい」というように、就寝・起床のタイミングで書斎を使いたいイメージが浮かんできたら寝室の近くに配置するのもおすすめです。

また、家事室や収納庫としてDENを利用するなら、洗面室やキッチンなど「家事を行う場所」の動線を意識することはとても大事です。

同じ階に設けることはもちろん、隣り合わせに配置し「行き来しやすさ」も叶えた間取りにしましょう。

   

●空間のつながりも意識しながら間取りを考える

   

DENの言葉の由来である「動物の巣」や「洞穴」から考えると、ほかの部屋とは空間を区切って秘密基地のようなワクワクする空間と考える方もいるのではないでしょうか。

確かに、壁と扉で区切って空間を独立させた書斎は、周囲の音をシャットアウトでき、仕事や勉強に集中できる間取りになります。

ただ、書斎としてスペースを確保したいものの、周囲から閉ざされた空間が苦手という考えもあるでしょう。

そんなときは扉や壁を極力少なくした書斎にするのもいいかもしれませんね。

一方、家事室などに使う場合、「いちいち扉を閉めると作業効率が下がる」「家族の気配を感じながら作業をしたい」などから、ほかの空間と融合させオープンにしてはいかがでしょうか。

家族の気配も感じつつ、個々の作業スペースを確保できる間取りのコツです。

また、収納として使うなら、扉で区切って個室にした方が使いやすいでしょう。

   

   

   

まとめ

   

間取りを作っていると、ちょっとしたデッドスペースができることがあります。

部屋にするには小さ過ぎる空間でも、「DEN」として活用できれば生活の利便性がグッと高まるでしょう。

   

リモートワークが珍しくなくなっている現代では、仕事や趣味に“おうちの時間”を楽しもうと家づくりに書斎を希望する方も増えています。

今回お伝えしたように、小さな個室として書斎を作るのもいいですが、ほかのお部屋とつながるようにオープンなDENも好まれています。

住む人が快適に使えてこそ、DENの利便性は高まります。

「何のためにDENを作るか」という活用方法だけでなく、使うときの動線やほかの空間とのつながりなどをじっくり考えながら、素敵なDENを間取りに取り入れてくださいね。

   

   

   

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