
風水・家相について

こんにちは!stylecasaの山本です。
お家づくりの情報を収集している中で、風水・家相について書かれたものを目にする機会があるかと思います。
永く住むお家だからこそ、意識したほうがいい気もしますが
『実際にどのように参考にすればいいかわからない。』そんな方も多いのでは
ないでしょうか。
ただの占いや言い伝えと思われるかもしれませんが、実は住みやすい家づくりのコツが
集められた生活の知恵でもあります。
今回は、そんな風水・家相についてお伝えしたいと思います。
風水と家相の違いとは?
風水も家相もお住まいの吉凶を考えるときに用いられることから
同じものだと思っている人も多いのではないでしょうか?
実際には風水と家相は異なります。
【風水】
風水は古代中国が発祥で基本的に、土地の良し悪しを判断するもの。
住まう土地の地脈や地勢、気候などの自然エネルギーをうまく取り入れ、運気を上げようとする考え方が風水です。
【家相】
一方、家相の場合は、古代中国の風水をベースに日本独自に発達したもの。
また、その家に住むことでどのような生活になるのかを考えます。
家相は日々の生活体験から生まれた統計学とされています。
土地の良し悪しを判断する風水を間取りなどに限定したものが家相だと考えるといいです。

家相にて重要視するもの
■水回りの位置に気をつける。
家相では特に、トイレ・お風呂・キッチンなどの水回りの位置と家の形状を重要視します。
まず知りたいのが、方位です。家相鑑定では東・西・南・北を30度、東南・南西・北西・北東を60度とした方位盤が用いられ、重力バランスから家の中心を定め
それぞれの方位を確定します。
基本的に東・東南・西北が家相として良い方位とされています。
水回りとの相性が良い方位とされているため、トイレ・お風呂・キッチンなどは
これらの方位への設置をするといいです。
■『鬼門』・『裏鬼門』について
良い方位とは対照的に、凶とされる鬼門・裏鬼門があります。
方角でいうと『鬼門が北東』、『裏鬼門が南西』にあたり、水回りの設置は
鬼門・裏鬼門を避けたほうがよいとされています。
具体的に鬼門は、家の中心からみて北東45度と南西45度の範囲。
空気や水を汚染させる物を置かないことが望ましいと言われており
浴室の火気やトイレ、キッチンの火気なども、鬼門には持ってこない方がいいです。
また、鬼門・裏鬼門を意識する際には『玄関の位置』にも気を付けて頂きたいです。
家相では良い運気も悪い運気も玄関から入ると言われています。
家相で最も悪い間取りとされているのが、鬼門や裏鬼門のライン上に玄関を
配置した間取りなのです。
悪い運気を招き入れてしまうことから、この位置への玄関の設置は避けるべきだと考えられています。
家相で考える住みやすい間取りとは?
家相では間取りごとに吉や凶の判断を行います。
各場所で注意するポイントや設置すると良い方位についてお伝えしたいと思います。
1:『玄関』は運気を招き入れる重要な場所
先程お伝えした通り、家相では良い運気も悪い運気も玄関から招き入れられると言われています。玄関は東南方位に玄関を配置するのは中吉です。
鬼門・裏鬼門のライン上への設置は避けましょう。
2:『リビング』は火気の位置に配慮する
リビングは特に凶となる方位はないのですが、火気の位置には注意しましょう。
東西南北の中心線『正中線』と東南と北西、北東と南西の中心線『四隅線』のライン上にはストーブやコタツなどの暖房器具は設置しないほうが良いと言われております。
3:『寝室』は張り出し(凸)や欠け(凹)に注意する。
家相では、凸のことを『張り』、凹のことを『欠け』と呼びます。
寝室はたとえ鬼門であったとしても、どの方位に配置しても吉とされています。
また、北西に配置した寝室は大吉。夫婦円満につながるそうです。
ただし、鬼門の方位に張り出しや欠けといった間取りに凸凹がある場合
凶に転じることがあるため注意が必要です。
4:『子ども部屋』の位置で子どもの性格に影響がある。
子ども部屋の位置は、東が大吉の方位です。
西に子ども部屋を配置する場合は、西日を遮るなどの工夫をすれば吉になるそうです。
また、配置する方位によって子どもの性格に影響が出ると言われています。
北東に子ども部屋を配置すると自己中心的な性格になりやすい。
南に配置すると勉強がおろそかになる。
南西に配置すると飽きっぽい子どもになる。
北西に設置すると人に敬遠される子どもになるなど
方位が性格に影響するようですので、意識してみると良いかと思います。
5:『浴室』は火気や水の貯め置きに注意!
浴室内に火気がある場合や水を貯め置きで使用する家庭では、浴室を鬼門に設置すると
凶につながるそうです。
また、正中線・四隅線上には火気が関係するキッチンや浴室を配置しないよう
配慮すると良いかと思います。
6:『廊下』は家庭内のトラブルにつながる可能性がある。
廊下で意識すべきポイントは、方位ではなく廊下がどう通っているかという点です。
部屋の周囲は廊下で囲まない方がいいと言われています。
また、家の端から端まで通り抜ける廊下を設置すると、親子断絶や嫁姑問題など
家庭内のトラブルに繋がると言われています。

さいごに
家相は、より良いお家をという先人たちの思いから、日本独自の発展をとげたと言われております。しかし、方位と間取りを合わせて吉凶を判断する考え方にこだわりすぎると
『家相のための家』になってしまう事もあります。
正直どこまで信じるか?どこまで気にするか?は自分次第です。
なによりも大切なのは『そのお家は本当に住みやすい家なのか?』という視点で
どこまで風水・家相を取り入れていくのか。
ご家族の生活スタイルや重要視するポイントを押さえて、是非理想のお家づくりに役立ててみてください!
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