
壁掛けテレビにしたい!テレビ裏の配線を工夫しよう

まるで額縁のようにすっきりと壁におさまる「壁掛けテレビ」。
新築で壁掛けテレビにすれば、スタイリッシュでカッコよく、多くの人が憧れるお部屋となりそうです。
ただ、おしゃれでカッコいい壁掛けテレビを成功させるためには、壁補強のこと、配線計画のことなど、住まいの完成よりも早めに決めておくべき点も多いです。
今回は、壁掛けテレビのおしゃれなポイントのほか、壁掛けテレビの失敗例もご紹介します。

壁掛けテレビに憧れる!
新築では、インテリアにもこだわりたいですよね。
どこのご家庭でもテレビはありますが、置き方によってお部屋の印象も変わってきます。
また、テレビと言えばテレビ裏の配線問題もあり、とにかく見た目がおしゃれな壁掛けテレビに憧れる方も多いです。
◎新築なのにテレビ裏の配線がごちゃごちゃは残念
テレビに関する悩みとして多いのが、テレビ裏のコード配線のごちゃごちゃではないでしょうか。
どんなにおしゃれなお部屋でも、「テレビ裏の配線がむきだし」になっているとおしゃれさは半減します。
しかも、配線をテレビ裏に上手く隠しても、ホコリが溜まるのは危ないことです。
こまめな掃除がかかせません。
それに、テレビボードのスペースを確保すると部屋が狭く感じるのも難点です。
テレビボードの裏に配線の絡まりやホコリが溜まるのも残念なことです。
テレビをどこに置くか、配線をどう隠すか。
そこで選択肢になるのが配線もすっきりする最近人気の壁掛けテレビです。
◎お部屋が広い印象に~おしゃれですっきり壁掛けテレビ
昔のテレビと違い、近年のテレビは薄くてスリム。まるで額のように壁にかけることもできます。
壁掛けテレビの大きなメリットは“おしゃれ”と“すっきり感”です。
壁に取り付けても近年の薄型テレビなら凹凸も目立ちません。
前述のように配線も隠せて、かなりすっきりとおしゃれな印象に。視聴だけのテレビなら、テレビボードも不要。
お部屋が広く感じられます。
◎実は地震対策にもなる
ブラウン管テレビと比べて、最近のテレビはとても薄い形をしています。
ただ、重さはそれなりにあり、たとえば、55インチほどのサイズで重さは20~30キロ前後。
テレビを支えている脚部分は結構細いため、テレビを見ているとき「地震で揺れたら倒れそう…」と心配になる方も多いのではないでしょうか。
壁掛けテレビは壁に固定するのでかなり安定しています。
実は、壁掛けテレビは地震対策としても効果がある方法なのです。
壁掛けテレビ失敗例
次は、壁掛けテレビに関するよくある失敗例をご紹介します。
◎失敗例①:配線が露出してカッコ悪い
必ずしも「壁掛けテレビ=すっきり」というわけではありません。
というのも、テレビを壁にかけても、テレビ裏の配線が「ごちゃごちゃ」「ぶらぶら垂れ下がる」という状況ではカッコ悪くなってしまうからです。
本来、おしゃれで見栄えの良い壁掛けテレビも、配線計画がまとまっていないと残念な見た目になる恐れがあります。
新築の早めの段階で「壁掛けテレビを取り付けたい」と施工会社に相談することで、アンテナ端子やコンセント位置、配線を上手に隠せるような相談にのってもらえます。
◎失敗例②:テレビの高さ・位置が悪かった
テレビボードの上に置く場合と違い、壁掛けテレビは高さ調節が自由です。
見る人の理想の高さに合わせて壁掛けができます。
ただ、「もうちょっと高い方がよかった」、逆に「高い位置すぎて首が痛い…」などの失敗もあります。
しかし、いったん金具で固定している壁掛けテレビは、簡単には移動ができません。
テレビとソファーの距離、見上げたときのテレビの高さなど細かにシミュレーションしながら高さ決めをしましょう。
また、テレビの位置がよくなかったとしても、簡単には移動ができないことも心得ておかなければなりません。
窓の位置、光の入り方などは間取りによって異なるため、「光が反射して見えづらい」「画面が暗い感じがする」といったことがないように、テレビをどの位置のどの壁に取り付ければ快適になるか十分に考えることが大事です。
◎失敗例③:レコーダーなどの置き場所に困った
「テレビは見るだけ」という視聴だけが目的のテレビなら壁掛けにすればすっきり感があります。
ただ、録画のためにDVDレコーダーを使ったり、ゲームで遊ぶなどでもテレビを使う場合は、置き場所や配線も考えなくてはなりません。
壁掛けテレビはすっきりおしゃれにまとまったはずなのに、レコーダーやゲームのために大きなテレビボードが必要、しかもテレビから見える配線がごちゃごちゃという失敗もあります。
◎失敗例④:壁掛けテレビを後から検討したら追加費用が結構かかった
一般的な内壁は石膏ボードで、重量のあるテレビを支えるだけの強度がありません。
そのため、通常、新築で壁掛けテレビを検討しているときは補強工事を建築段階から行った方が安心です。
壁掛けテレビの配線を隠すために、厚みをつける“ふかし壁”を採用される方もいます。
壁紙の色やデザインを変えれば、「壁掛けテレビ+ふかし壁」の両者のおしゃれが際立ち、一層個性的でデザイン性の高い空間作りができます。
ただ、建築が始まった後に「壁掛けテレビにしよう」と決めた場合、手間も費用もかかります。
工期自体が延びる可能性も考えられます。
新築で壁掛けテレビを検討しているときは、家づくりの初期段階で相談しておくといいでしょう。

ポイントはテレビ裏の配線
壁掛けテレビの良さを感じるためには、配線計画を入念にすることが大事です。
テレビ裏の配線を「壁のなか」に隠せるような工夫を施工会社から提案してもらえます。
壁掛けテレビの良さである「おしゃれ」や「すっきり」を実現するには、テレビ裏の配線計画をしっかりと練っておくことが大事です。
補強工事ももちろん必要ですから、相談は早ければ早いほどいいでしょう。
工事が進み過ぎてから「壁掛けテレビのための補強・配線」などを依頼すると、追加費用が大きくなる可能性もあります。
また、壁掛けテレビをさらに魅力的にするにはアクセントクロスもおすすめです。
最近は家づくりで一部の色や素材を変えてアクセントクロスにする方も増えています。
「白+グレー」「白+水色」というように色を部分的に変えるだけでもかなりのアクセントになります。
木目調やレンガ調、花柄、ヘリンボーン、ボーダー、ストライプなど柄を取り入れるのも個性的でおしゃれの演出が可能です。

造作のテレビボードもオススメ
間取り上の問題から、壁掛けテレビが難しいケースもあるかもしれません。
そんな場合は、造作のテレビボードがオススメです。
市販のテレビボードの場合、お部屋のインテリアのイメージにマッチするデザインが見つからないこともあります。壁と一体化するように造作したテレビボードなら、簡単に動いてしまう一般的な床置きのテレビボードよりも安定感や掃除のしやすさを叶えてくれます。
造作のテレビボードは、レコーダーやゲームなどテレビ周辺機器をすっきりと収納できるほか、お部屋の雰囲気を損なうことがありません。壁掛けテレビではないものの、テレビや機器を収納でき、おしゃれになります。
まとめ
壁掛けテレビは「すっきり」で「おしゃれ」な魅力があります。
新築時に壁掛けテレビを検討している人は、なるべく早めに建築会社に相談することが大事です。
なぜなら、壁掛けテレビを成功させるコツは「早めの計画」だからです。
壁の補強や配線の隠し方、アクセントクロスの取り入れ方など、壁掛けテレビを成功させるためのポイントはたくさんあります。
DIYでは手間がかかった上、失敗するとお部屋のインテリアを邪魔する結果になるかもしれません。
新築住宅だからこそ、全体的なインテリアとも合わせることができます。
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